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    宇宙

    1: しじみ ★ 2017/12/26(火) 03:41:48.42 ID:CAP_USER
    ロシアが2020年代に一般人が利用できる「高級宇宙ホテル」のサービスを開始する方針であることが報じられました。
    計画によると、利用者は1週間から2週間にわたって国際宇宙ステーション(ISS)に設けられる専用区画で生活し、
    宇宙服に着替えて宇宙遊泳を行うという「オプションツアー」も用意される模様です。

    Russia's Plan To Build a Luxury Hotel on the ISS
    http://www.popularmechanics.com/space/satellites/a14471796/luxury-hotel-iss/?src=socialflowTW

    この情報は、科学情報をわかりやすく伝える通俗科学サイトのPopular Mechanicsが報じたもの。
    それによると、宇宙ホテルはISSに接続されるモジュールの一つとして建設が行われ、
    4人程度の宿泊者を迎え入れる設備になる模様。各利用者には個室が与えられ、
    部屋には地球を見下ろすことも可能な直径20cmほどの小窓が設置されるほか、
    全員が共用するスペースには直径40cmの大型窓も装備されるとのことです。

    また、利用者には一人ずつ衛生施設が用意され、
    軽い運動を行うためのエクササイズ設備や「機内Wi-Fi」までもが提供される模様。
    さらに、希望者には「船外作業服に着替えて船外に出て宇宙遊泳を行う」という有償オプションが用意されるとのこと。

    宇宙ホテルは、
    ロシアが2021年の完成を目指して建設を進めている実験・電力モジュール「NEM-1」に良く似たものになるとの見込みです。
    NEM-1は総重量20トン・全長15メートルのモジュールで、
    92立方メートルの与圧区画(=空気があって宇宙服なしで生活できる区画)を備えています。

    NEM-1の内部の構造はこんな感じ。今回報じられた「宇宙ホテル」は完全に違う構造になるはずですが、
    この円筒形のモジュールの中に個室が用意され、1週間から2週間程度の滞在をする様子はなんとなくイメージできるはず。

    NEM-1は、国際宇宙ステーションのロシア側モジュールに接続されることとなっています。
    実際に宇宙ホテルがどの部分に追加されるかは不明ですが、同様にロシア側モジュールの一部として運用されるはず。

    この計画は、ロシアが宇宙旅行ビジネスを再開するために進めている計画の一部で、
    すでにロシアで宇宙開発を行う国有企業ロスコスモスによる計画の精査が進められているとのこと。
    気になる費用は1週間から2週間の滞在で1人あたり4000万ドル(約45億円)というもので、
    間違いなく世界で最も高額なパッケージツアーということになるはず。
    さらに、滞在期間が1カ月に延長され、宇宙服を着た船外活動を含むオプション商品は2000万ドル(約23億円)という価格になるとも見込まれています。

    いろんな意味で「夢を見るような」宇宙旅行ツアーですが、ベースとなるNEM-1の建設の遅れや、
    2028年にも運用終了と見られているISSのスケジュールとの兼ね合い、そして計画全体の採算性など、
    解決しなければならない課題はいくつか残されているとのこと。

    特に、当初予定では、国からの資金が宇宙ホテルに投じられる予定はなく、
    資金は全て民間ベースでまかなう必要があります。
    モジュールの建設には2億8000万ドルから4億4600万ドル(約320億円~500億円)の費用がかかり、
    この費用をペイするためにはより多くの顧客を宇宙へと運ぶ必要があります。
    しかし、仮に予定されている2022年に最初の打ち上げが行われたとしても、
    ISSの運用が停止される2028年までの6年間でどれだけの利益回収ができるのか、
    綱渡りに近い状態が続くことも予測されます。

    なお、このツアー商品にお金を出せそうなレベルの富裕層は、
    2021年時点で世界で4万3000人程度いるはずだと見られています。

    関連ソース画像
    https://i.gzn.jp/img/2017/12/25/russia-luxury-hotel-iss/00_m.jpg
    https://i.gzn.jp/img/2017/12/25/russia-luxury-hotel-iss/01_m.png
    https://i.gzn.jp/img/2017/12/25/russia-luxury-hotel-iss/02_m.png
    https://i.gzn.jp/img/2017/12/25/russia-luxury-hotel-iss/03_m.png

    GIGAZINE
    http://gigazine.net/news/20171225-russia-luxury-hotel-iss/

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    1: しじみ ★ 2017/12/30(土) 17:35:54.28 ID:CAP_USER
    子どもの純粋な疑問として、はたまた知恵のある大人になってから改めて
    「太陽を消してしまうためにはどのぐらいの水をかけたらいいんだろう……?」と思ったことがある人もいるはず。
    科学的に考えると、とても意味のあるものではないと気付かされるこの問いに対して、
    少し真面目に考えてみると実は水で太陽を消してしまえるかもしれない可能性が導き出されています。

    How much water would extinguish the Sun?
    https://knowridge.com/2017/12/how-much-water-would-extinguish-the-sun/

    太陽は地球の109倍もの直径を持ち、太陽系全体の質量の99%以上を占めるという巨大な天体です。
    そのため、人間が肌身で感じうるどんな感覚をもってしても、太陽の大きさを実感することは困難を極めます。
    太陽の構造は大きく分けると中心から核、放射層、対流層となるのですが、一番外側の対流層だけでも厚さは20万km、
    すなわち地球16個分もの厚みがあります。

    そう聞くだけでもう「水で太陽を消すのは無理だ……」とめげそうになりますが、
    太陽を消してしまうことの難しさはそれだけではありません。そもそも太陽は「燃えている」わけではないので、
    はたして水を加えることでその活動を止められるかどうかは極めて懐疑的です。

    地球上でものが燃えるのは、有機物などの可燃物が酸素と激しく反応しているためで、その時に光や熱が放出されます。
    この反応を止めるためには、「酸素の供給を遮断する」「温度を下げる」という方法が有効であり、
    水はそのための有効な道具として昔から使われてきました。

    一方、太陽が熱と光を生みだすエネルギー源となっているのは、
    太陽の核で連続的に発生している水素原子の熱核融合です。
    太陽の核は2500億気圧・1500万ケルビンという高圧・高温環境にあり、
    2つの水素原子が衝突することでヘリウム原子へと変化するときに強烈な光と熱のエネルギーを生みだしています。
    そのため、消防隊が放水するような感覚で太陽の活動を止めるのは、まったく意味のないものであるというわけです。

    ここで仮に、水を水素と酸素に分解したとするとどのような結果を導くでしょうか。
    もし、太陽と同じぐらいの質量のある水が供給され、何らかの要因で水の分子が水素と酸素に分解されたとします。
    先述のように、太陽の燃料となっているのは水素原子です。そのため、水の供給によって水素が追加されたとすると、
    太陽はさらに多くの燃料を得ることとなって活動はさらに活発化されてしまい、
    「太陽を消す」どころではなくなってしまいます。これでは完全に逆効果。

    一方の酸素ですが、こちらも太陽に供給するのは逆効果となります。
    しかしその理由は「酸素と水素が燃焼するから」というものではありません。
    太陽の中では、水素原子どうしが陽子-陽子連鎖反応で核融合を行っていると同時に、CNOサイクルと呼ばれる反応が起こっています。これは炭素(C)と窒素(N)と酸素(O)が関与する連鎖反応で、太陽が生みだすエネルギーの1.6%がこの反応によって生みだされています。

    つまり、酸素を供給することによっても、太陽の活動は活発化するというわけです。
    さらに、このCNOサイクルは恒星の質量が増えると反応全体に占める割合が増加するという特徴があります。
    そのため、酸素が供給されることで太陽の質量が増加するとCNOサイクルが活発化され、
    太陽の活動は飛躍的に強大化することになると予測することができます。

    このような理論から、水で太陽は消せないばかりか、むしろその活動を強めてしまうということが予測されています。
    しかし、たった一つだけ水で太陽の働きを弱められるかもしれない方法があるとのこと。
    それは「大量の水を超高速で太陽にぶつける」というもの。太陽は巨大な天体ですが、地球のような地殻を持たず、
    基本的には水素を主とするガスの集まりです。
    ここに、何らかの方法で極めて大量の水を、光と同じぐらいのスピードでぶつけることができると、
    丸い太陽をスイカのように真っ二つに割ってしまうことができるかもしれません。
    すると、質量が半分になってしまった太陽は引力も半減してしまい、
    エネルギーを生みだす元になっていた高温高圧の環境を作り出せなくなります。
    こうなると核融合反応はストップし、見事太陽は活動を停止してしまうことになります。

    続きはソースで

    関連ソース画像
    https://i.gzn.jp/img/2017/12/28/how-much-water-extinguish-sun/01.png

    GIGAZINE
    http://gigazine.net/news/20171228-how-much-water-extinguish-sun/

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